睡眠時無呼吸症候群
睡眠中に何度も呼吸が止まった状態(無呼吸)や、止まりかける状態(低呼吸)が繰り返される病気です。
その結果、睡眠が妨げられて日中の眠気を引き起こし、居眠り運転などによる交通事故、仕事上のミス等が出てきます。
又、繰り返す低酸素血症のために高血圧、心筋梗塞、脳卒中、糖尿病等の合併症を引き起こすことも知られており、
治療せずに放置しておくと生命に危険がおよぶ場合もあります。
いびき、日中の眠気や倦怠感、不眠、起床時の頭痛、夜間頻尿
検査当院では簡易検査として、手指、鼻、手首に簡単な器具を自宅で取り付けて眠り、呼吸状態や睡眠状態を調べます。
睡眠1時間あたりの無呼吸と低呼吸を合計した回数(無呼吸低呼吸指数)が0~4回が正常、、
5~14回が軽症、15~29回が中等症、30回以上が重症と判定されます。
軽症の場合は、減量や生活習慣の改善、又は歯科にて実施される口腔内装具(マウスピース)により症状が改善することもあります。
しかし、ある程度症状が進んでしまった患者様には、CPAPと呼ばれる装置を使用した治療が適しています。
CPAPとは鼻に装置したマスクから空気を送り込むことによって、上気道の閉塞を取り除き、睡眠中の気道を確保する治療法です。
診療科目 menu